血圧なんて大体の指標 その1
家庭で血圧を測っている人もいるでしょう。医療機関にかかれば、科にもよりますが、測定する場面も多いでしょう。入院すれば毎日測定されます。 血圧の測定は、昔のように聴診器を当てて水銀計で測る(いわゆる聴診法)ことは少なくなっ
GLP-1受容体作動薬は心臓の筋肉を減少させるかもしれない 恐ろしい…
以前の記事「GLP-1受容体作動薬によるサルコペニアと骨粗鬆症」で書いたように、GLP-1受容体作動薬を使用すると確かに体重は減るかもしれませんが、人間にとって非常に重要な筋肉と骨が減少してしまいます。そして、もしかした
双極性障害は糖質過剰症候群 その1
双極性障害(以前は躁うつ病とも言われていました)は精神疾患の代表的な疾患の一つです。しかし、本当に精神疾患なのでしょうか?多くの精神疾患は多因子性であるとは思っていますが、大きな原因の一つは代謝障害であり、精神疾患という
2型糖尿病の日本人の炭水化物摂取割合と心血管疾患リスクについての都合の良い研究
食事に関する研究では食事アンケートという非常に質の低いデータが用いられるのが通常です。なので、その結果もあまりあてになりません。そして、糖尿病の専門が研究する場合、バランスの良い食事が必要であるとか、動物性タンパク質は良
鶏肉の摂取は消化器がんの死亡リスクを高める?
赤肉は健康に良くなく、鶏肉は健康的な肉だと考える人もいます。まあ、どこかの専門家たちが、肉を攻撃して、植物性のタンパク質を推奨していることが一つの原因だと思いますが、鶏肉は肉の中では良い選択だと思わされています。 一部で
GLP-1受容体作動薬によるサルコペニアと骨粗鬆症
GLP-1受容体作動薬を使用すると確かに体重は減るでしょう。もちろん使っている間だけで、止めればまた体重は増加します。(「効果を維持するためにはやっぱりやめることができないGIP/GLP-1受容体作動薬」参照) さらに「
スタチンなどのコレステロール低下薬と糖尿病性微小血管合併症との因果関係
メンデルのランダム化解析を使用した研究がいっぱい出されていますね。すべてを鵜吞みにはできませんが、やはり興味深い結果が出てくることもあります。 今回の研究では、薬物標的メンデルランダム化研究により、3種類の一般的なコレス
高血圧の薬アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)は本当に必要な薬か? その1
アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)は高血圧の薬であり、血圧を下げるだけでなく、腎臓や心臓を保護する効果があると言われています。でも本当に効果があるのでしょうか? ARBは第一選択薬の一つです。この薬の心血管イベントに
リアルワールドで2型糖尿病の寛解を達成した人の血糖値の推移
今回の研究は、リアルワールドにおいて食事や運動行動の変更を通じて2型糖尿病の寛解(血糖降下薬を3か月以上使用せずに糖尿病レベル以下の血糖値(HbA1c値が6.5%未満)を維持)を達成した個人の特性と生活習慣要因を明らかに
非空腹時および空腹時の中性脂肪値は高尿酸血症の発症と関連する
糖質過剰摂取では中性脂肪値が上昇します。さらに尿酸値も上昇します。糖質で中性脂肪値は食後にも中性脂肪の大きな増加(TGスパイク)が起きます。そうすると、空腹時および非空腹時の中性脂肪値の上昇は高尿酸血症の発症と関連がある